レビューチックに感想を述べる。いつもフィーリング。
みなさんお久しぶりです。レビューの次はレビューっぽくなっている当ブログでございます。
……ということで、今回はGateron社製磁気スイッチの最新作であるKS-20uを紹介しつつ感想をつらつら述べていきます。
また、この記事はMechKeysの提供でお送りします。最初に断っておきますが、この記事・このブログではアフィリエイトリンク等は一切使用しません。そのため、私になんらかの利益供与があるわけではないので安心して読んでいただければと思います。
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MechKeys / TALP Keyboard
どちらも在庫は不安定ですが、MechKeysの方が若干安定している感じ。TALP Keyboardは日本の会社が運営しているので、海外のサイトから購入することに抵抗がある方はどうぞ。
KS-20uとは?
KS-20uとは、Gateron社が販売している磁気キースイッチであるKS-20シリーズ最新作のスイッチです。他にはステム部の磁石が四角いのが特徴のKS-37シリーズもリリースしていますが、今回は割愛します。
私が使用しているキーボードであるWootingを含め、Gateron KS20系スイッチを使用している磁気センサーキーボードで使用することができます。
ただし、完全な互換性があるかどうかは確認していないので自己責任でお願いします。
このスイッチは他のKS-20系スイッチと比べて”Dual Rail“構造を採用していることが特徴で、KS-20系では”第二世代“などと呼ばれたりします。
なんといってもステム(軸)にレールがついており、ハウジングとレールが噛み合う構造となっているためグラつきが少なく、キーキャップがブレないためスムーズな押し心地を実現しています。
御託はいいのでさっさと感想行きます。
感想
デフォルトスプリングは30±7gf~50gf、Total Travel:4.1±0.2mmということで、基本設計となっているKS-20とスペック的には同じスイッチである。が、実際(体感)はKS-20系のL45スイッチとは少し違い、スプリングは若干重く・トラベル(軸の移動距離)は若干浅く感じた。
比較対象がKS-20系のL45しか所持していないためこのスイッチ特有の問題かもしれないが、とにかく底までの距離が長くふわふわしている印象があった。が、このスイッチでは底打ちのふわふわ感がなくしっかりとした押し心地を感じられる。
また、DualRail構造は聞きしに勝るほどの安定感があり、上記の押し心地やキーキャップと指が触れる瞬間の感触をかなり変化させた。上質なメカニカルスイッチ(Kailhの高いやつとかDurockのAlpacaとか)に似た感触がするので、磁気スイッチの押し心地がチープだと感じていた私からするとかなり驚いた。
提供してもらったスイッチが20pcsなのでキーボード上でスイッチが混在した状態になっているのだが、KS-20uを使用しているキーとL45を使用しているキーの感触が違いすぎるため気持ち悪くなるぐらいだ。
……と、ここまで良い方向の変化を話してきたが、もちろんイマイチに感じる部分もある。
まず、届いた状態でPre-Lubbed状態のスイッチなのだが、レール部分への潤滑が足りず擦れるような音がするため、少し音がうるさく感じる。比較動画があるので以下に添付しておく。(たぶん)
また、L45と同じスプリングを使用していても若干スイッチの動作が重たくなったような印象を受ける。これはレール部へのLubeを行っていることも影響している可能性があるため、ステム部の設計変更のせいとは言い切れないが……
結論
ここまでKS-20uを使ってみた感想を述べてきたが、正直なところ”買い“なスイッチである。ただ、在庫がかなり不安定であったり、入手が若干難しかったりするので勧めづらいというのが正直なところだ。
また、WootingからLekker V2スイッチがリリースされるらしいのだが、私はこれがKS-20uベースのDual Rail Lekkerスイッチになるのではないかと予想している。なので、今すぐに欲しいという人以外はもう少し待ってみても良いかもしれない。
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この記事を書くにあたってスイッチを提供してくれたMechKeysですが、24/3/17よりセールを行うそうなので、もしよかったら紹介したKS-20uやマウス・キーキャップ等を購入してみてはいかがだろうか。
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