LAMZU MAYAのレビュー

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なんでマウスって穴開けがちなんですかね


はじめに

今回紹介するマウスはLAMZU MAYAです。LAMZU(何故か公式ですら謎の表記揺れをしている)はAtlantisシリーズThornが有名で、あまりパッとした印象はありませんがかなり良いマウスなので今回紹介します。

実は購入のかなり前にゲーミングバザーの展示で触っており、触った当初から「これは神マウス」と言い続け、ずっと欲しいなと思いつつ色が好みではなかったのでスルーしていたのですが、今回白色がリリースされたので購入してみることにしました。

……といっても白色がリリースされてから結構経ってるんだけど。

今回購入したのはAmazon。日本正規代理店様より購入。また、ついでなので4Kレシーバーも同時に購入した。プラシーボぐらいだと思っているが、プラシーボで自分のエイムが良くなるなら別にそんなに痛い出費ではないので。
箱のプラスティック包装に保証書がついていたが、破ってしまったので多分保証が切れた。マジであれやめてください本当に。

購入元のAmazonリンクはコチラ:Maya (White) / 4Kレシーバー
※必ずAmazon発送の物を買うこと! 他マケプレは並行輸入品の可能性があります。


各種スペックとか。とりあえずざっくり紹介

そこらへんはミオニさんのブログを読んでください、と言いたいところですがざっくりと紹介します。

  • 左右対称
  • 重量は45g(±2g)
  • シェルに穴が空いていない
  • 4Kポーリングレート対応
  • センサーはPixartの3395
  • クリックスイッチはHuanoの特注品らしいが、ベースは恐らくblueshell pink dot(どこが違うん?)
  • エンコーダはTTC Silver

と、最近の流行りはちゃんと押さえたマウスとなっている。公式サイト読んでください。

こちらからあえて補足すると
日本正規代理店が販売しているものは4Kレシーバーが付属していないので、欲しい方は別途買う必要があることぐらいだろうか。

内容物。LAMZUの他マウスと変わらない内容だが、4Kドングルは別で買う必要がある。


評価

まず私のスタンスとして、

「Valorantの〇〇っていうプロがこのマウスを使っていた!だから良いはずだ!」

とかいう奴は即刻4んだほうがいいと考えている。まず評価としてプロが使っているから~という尺度がまず信用できない。それを信用するなら、GProXSLが一番プロに使われてんだからソレが至高のマウスのはずだし、一生ソレがいいって言って使っとけよw それが合わないからマウス探してんだろうが。

一つの指標として多くの人が使っているというのは指標足り得るが、だからといって良いものであったり自分に合うものかどうかは別問題だろう。とりあえず最初に買ってみる、という場合以外でその指標は役に立ちづらい。

何が言いたいかというと、マウスは使っている人間によって評価が左右されるものではなく、実際に使ってこそ評価できるものであるということです。

ということで、このマウスを評価するのはプロではなく素人の私ですゴメンね。ざっくりこのマウスでの戦績を挙げておくと、レインボーシックス・シージでダイヤランクにKD1.2超えで乗るぐらい。まあ並ぐらいのゲーマーですね。

ということで、思想の強い私が二ヶ月ほど使用した使用感と、このマウスの評価を述べる。
まず前提として、このマウスはGODTierマウスである。何故か他シリーズのマウスばかり話題になっているせいで意味わからんぐらい影が薄いが、このマウスはとても良い。
ただ、どうしても同じLAMZUの左右対称マウスであるAtlantisシリーズとどう違うのかは気になるところだろうと思う。たまたま色々あって友人からAtlantis Mini(Not 4K Compatible)を譲ってもらったので、比較しようと思う。

斜め横から。少しずんぐりしたマウス

まず、左右対称マウスはだいたい2パターンに分類されると思う。真ん中が高いか、真ん中より後ろ(お尻)の方が高いかだ。

前者で有名なマウスはLogitechGProシリーズなどが該当し、万人受けを狙うマウスにこの形状が多いと感じる。後者だとZowieZAシリーズやPulsarX2V2シリーズなんかが該当する。万人受けというよりは、ちょっとマウスに慣れてきて好みが分かってきた人向けといった感じがする。(実際にはそうではないけど、持ち方が限定されやすい

LAMZUでいうと、Mayaは前者、Atlantisシリーズは後者にあたる。Mayaは背の高さのピークがほぼ真ん中にあり、お尻に向かってなだらかにシュッと纏める感じ。Atlantisシリーズは背の高さのピークがよりお尻寄りで、ギュッと急に纏まる感じだ。
この違いがどう使用感に現れるかというと、特につかみ持ちをした際に手のひらへと当たる感触が変わってくる。Mayaは手のひらへと当たる感触が薄く、自由度を感じるが、Atlantis Miniは背のピークが手のひらへと当たり、ホールド感と共に窮屈さを感じさせる。

たとえば、エイムをする際に微調整をしたい場合、多くの人は指を使ってマウスを動かすようにイメージすると思う。リコイルする時の方が分かりやすいかな?
その時、手のひらとマウスの間に隙間があると操作し易いというのは何となく分かると思う。Mayaはそういった微調整の操作に向いているマウスだと感じた。

そして、側面。側面も大まかに分けて3種類ある。後ろから見てハの字並行逆ハの字だ。
ハの字で有名なマウスはEndgameGearXM1シリーズ、並行だと多分LogitechGproシリーズ(自分は平行だと思う)、逆ハの字は色々あるが、Atlantisシリーズなんかが該当すると思う。
基本的に傾斜がついている(ハの字、逆ハの字)は設計思想は色々あれど、基本的にはマウスへのフィット感を考えてデザインが採用されている。もう少し突っ込んで言うと、メーカーが「こういう風に持ってほしい/握ってほしい」とある程度持ち方を規定している。言い換えれば、傾斜がつけばつくほど持ち方の自由度が失われる

Mayaはどちらかというと逆ハの字だが、Atlantis Miniに比べると側面の傾斜が緩やかだ。どちらも真ん中がくびれているマウスではあるが、やはりAtlantis Miniの方がくびれと側面の傾斜がきつい。

くびれが出てきたのでそれについても解説するが、指を置く際の自由度が高いのがくびれが緩いマウス、自由度は低いがフィット感が強いのがくびれがキツいマウスだと思ってくれて良い。基本的には。
くびれと側面の傾斜は相関したりしなかったりといった部分があるが(どっちやねん)、どちらも強めになるとかなり持ち方を限定される形状だと言える。

最後はクリックボタン部だ。クリックボタン部もどちらかというと先端の高さが高く、なだらかなのがMaya、先端の高さが低く勾配がきついのがAtlantis Miniだ。
この違いも、手へのフィット感が変わる。Mayaは指をどこに置いても良さそうな自由度を感じられるし、Atlantis Mini前目にマウスを持ってほしいという意思を感じる。

ここまでを踏まえて、使用感をざっくりと評価をすると

・持ち方の自由度が高く、万人受けを狙っているのがMaya

・持ち方の自由度は低いものの、フィット感が強いことが気に入ったユーザ向けなのがAtlantisシリーズ

ということになる。

どちらも良いマウスだと思うが、個人的にはAtlantis Miniの持ち方を強要してくるような窮屈さがどうにも合わなかったので、私はMayaの方が好みだ。言い換えれば、持ち方がそれだけファジーだということだ。


使用感

……と、ここまでMayaの評価をしてきたが、正直かなり良かった。ので実際に使用してみた感想を。

  • 軽い。とにかく軽く存在を感じさせない。
  • 私は持ち方がかなり独特で、マウスを後ろ目に斜め持ちするというKovaaksの上位プレイヤーにたまにいる持ち方をしているのだが、持ち方の自由度が高いおかげでかなり快適に使用できた。
  • 白色以外は使用していないので他色は分からないが、本体のコーティング(塗装?)が良く、あまり滑らない。
  • クリック感はハッキリとしていてとても良い。スイッチも重すぎないので連打もしやすい。
  • ホイールは適度に抵抗があるが軽めで、ノッチの遊びはなく音は静か。あまりホイールにキーバインドしないので参考にならないかも。ごめんなさい。
  • 正直純正ソールはそこまで悪くなかったが、あまり好きでもないので即剥がした。XraypadのJadeの点ソールを使っているが、ソールガイドが特殊だろうがどうだろうが点ソーラーにはあまり関係ないのでそこはどうでもいい。面ソールが好きな人はちょっと交換用のソールを探すのが大変かも。一応公式サイトでも売ってます。
  • ソフトウェアの設定は分かりやすいというか、だいたい同じメーカーが一式作っててメーカーごとにちょっと変えてるだけなので中華系4Kマウス触ったことある人ならそんなに悩まないと思う。
  • ただし、ファームのアップデートがあるので公式サイトから拾ってアップデートしたほうがいい。手順は一応公式サイトとReadMeかソフトに書いてた気がする。
  • バッテリー持ちが悪い。2Kポーリングレートで使用しているが、だいたい20時間前後で充電が切れる。マジでありえんぐらい充電の手間が要るので充電用のケーブルをドングルとは別に用意したほうが良い。
  • 値段は少々高い。4Kドングルも別売りなので。

バッテリー持ちと値段以外は基本的に人に勧めやすいマウスとなっており、購入したがかなり満足感が高かった
ただ、この手の形状は最近似たものが結構出てきているのでMayaでなくても良いかもしれない。というか似た形状でマウスがリリースされすぎ。


統括と最後に

ここまでレビューしてきたLAMZU Mayaだが、結論としては現代のゲーミングマウスとしてトップクラスの性能があり、万人受けする良いマウスだ。ただし、値段バッテリー持ちに難があるため、ここを気にする人にとっては選択肢にならないと思う。

もし、左右対称のマウスを探している人がいたら選択肢の一つに絶対に入れてほしい。後悔はさせない。

何か質問等あればコメント欄Xへどうぞ。M@KIさんも多分答えてくれるのでそっちに聞いてもいいです。

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