ブログにするほどでもないかな、と思ったけど、年末年始はブログ日和なので普段書く気も起きないことを備忘録的に書いておく。出したのは2月だけど。
題名の通り、ChromeからFirefoxへ乗り換えた。
Chromeとの付き合いはかれこれ中学生ごろまで遡る。
中学生の時の私は、それはそれは低スペックなPCを使用していた。今では考えられないと思うが、最先端がCore2Duo搭載PCだった頃の話である。(要は2コアCPUである)
お下がりにもらったPCは1コア1スレッドの今で言う骨董品。プリインストールOSはWindowsXP。OSはHDDに入っているようなノートパソコンではInternet Explolerですら重く感じていた。
あまりにも検索が遅すぎることにイライラした私は、当時いろんなフリーソフトで動作を軽くすることを目指し、その中で人生の半分は共にしたブラウザ――Google Chromeへと出会う。
当時はまだIE全盛でFirefoxが二番手のシェアという、今では考えられないブラウザシェア率を記録していた時代で、Chromeは新興勢力みたいな感じだった。しかし、拡張性はFirefox並なのに、動作が軽かったこともあり中学生の時の私は一瞬で虜にされてしまったのだ。
そこから約12年、ついに私はChromeを捨てることとなる。
Chromeはとにかくよかった。 デザインはシンプルで、動作は軽く見える。(メモリ喰いではあるが)
Googleのアカウントを複数持っていても切り替えが楽だし、Gmailを始めとしたGoogleのサービスとの接続性がとにかくよく、ユーザ体験に強く影響していた。これは乗り換えた今でも素直にそう思う。
それでも、ここ最近のManifest V3への移行や、Google全体のevilな雰囲気に落胆してしまい、自由を求めてFirefoxへと移住した。
Webを大企業が支配しつつある現代で、それでも自由を求めようとすることの何が悪いのだろうか。その自由がGoogleという大企業に支援されて成り立っているとしても、それでもいくばくかの自由を求めて何が悪いのか――ある意味反骨心というか。逆張りというか。そんな気持ちがFirefoxへと向かせたのだ。
Firefoxを選択した理由は単純で、Web標準かつChromiumベースではないからである。過去にはOpera(非Chromium)等も使用していたが、やはり名前の挙がっていたブラウザは開発が立ち行かなくなり、Chromiumベースへと移行してしまっていた。もう、ブラウザに自由はないのである。
ちなみに、ChromiumベースだとChromiumのdev版? とかIron Browserとか色々使ったことはあるが、今使うならChromeかEdgeかのどちらかがオススメ。EdgeでもChromeの拡張機能がほぼ使えるようになったこともあり、好みで選択して構わないと思う。
Firefoxは色々思うところがあるものの、使ってみると以外とChromeと遜色なく使える。拡張機能も欲しいものはたいてい揃っているし、UA書き換えができれば大体なんとかなるなる成海瑠奈。
動作ももっさりしている感じはないし、標準で搭載されているFirefox Viewなんかもかなり便利だ。
ただ、Web標準を体現しているブラウザにも関わらず、ユーザ数が少ないというその一点で推奨環境から外すようなサイトは本当に嫌いである。死ね。
なんか色々試行錯誤したい方にはオススメできます。私は結構好きになりました。
中身はないけど、まあそんな感じで。GoogleのEvilさに辟易してFirefoxへ乗り換えたよ、という話でした。自由であるべきのWebを保っているのはGoogleやAppleなのか、それともそれら大企業に左右されつつ発言権を持っているMozillaなのか。
色々考えさせられるところはあるが、まあ1ユーザとしてはChromium系以外のWin向けブラウザが無くなってほしくないな、と。そう強く思うのだ。
なので少額ではあるが、毎月Mozillaへ寄付しています。気になった方は以下リンクからどうぞ。