Tex Shuraのビルドログ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

漢はやっぱりトラックポイント付きキーボードだよなぁ?!


目次

  1. はじめに
  2. Tex Shuraの選定理由について
  3. 購入方法
  4. 追加で購入したもの
  5. 組み立て
  6. さいごに

はじめに

皆さん、キーボード組んでますか? ……私はWootingを組んでから一切組んでおりません。
というのも、キーボードって組むと高いんですよね。
安く組もうと思えば組めるのですが、打鍵感や音等々はなんら拘れない、組む理由が見当たらないモノしか出来上がらない気がして手が出せないのです。

そんなこんなで、前回のビルドログから一年以上が経過しました。そろそろ新しいキーボードが欲しいし組もうかな、といった気分になったので組むついでにビルドログを残そう、といった感じで筆を執りました。

今回組むのはTex社からリリースされている「Shura」というキーボードです。日本だとほぼビルドログがなく、Keebtaroさん(TALP Keyboardの中の方?)含め数人ぐらいしか上げていないので本当に参考にならないというか、欲しい情報がなんら手に入らなかったので大変困惑しました。
というのも、Shura自体のリリースは結構古く、そろそろ3年ぐらい経ちそうな雰囲気はあるのですが……もともとHotSwapのDIYではなく軸固定のモデルが先にリリースされていたこともあり、自作にこだわる方以外はそちらを購入しているのではないかな、と。

そんなこんなで、Redditにも絶妙に情報がないし(探していないだけ)、手探りでビルドしていくので多少遠回りなビルドログですが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

なお、この文章は組む前に書いています。


Tex Shuraの選定理由について

おそらくこのビルドログを読むような方は同じ思考をされていると思いますが、一応参考までにTex Shuraの選定理由をば。

今回欲しいキーボードに求めるものは以下の点です。

  • 打鍵感がよいもの。(私はHE・メカニカル・メンブレンのどれも好きです)
  • できれば静音性に長けているもの
  • 手を動かさずに操作できるもの(ゲーム用を除く)

そして、上記を達成するため、以下のキーボードを検討しました。

HHKB Studio
https://happyhackingkb.com/jp/products/studio/

Tex Shura
https://tex.com.tw/products/shura

Thinkpad トラックポイントキーボード
https://www.lenovo.com/jp/ja/p/accessories-and-software/keyboards-and-mice/keyboards/4y40x49522

Thinkpad トラックポイントキーボードを除けば、全てメカニカルスイッチとなっています。HHKBは普通に静電容量無接点スイッチが良かった……
基本的には静音寄りの選択が可能なため、静音性ではどっこいどっこいぐらいでしょう。
そして、すべてのモデルがポインティングスティック――要はトラックポイントが設定されており、キーボードから手を離すことなくマウス操作が可能です。

色々悩みましたが、以下の点で選定することにしました。

  1. コストに関してはこの際考えないこととする
  2. 便利であるほうが望ましいが、持ち歩きは考慮しない
  3. オフィスで使うため、静音性が欲しい
  4. トラックポイントの使用感が良いものがいい
  5. できれば分解して色々触れる方がよい

コストは考えないことにしたのは、HHKBとTexがまず外れてしまうからですね。どちらもキーボードとしては高級な部類に入ってくるため、一旦コストは度外視することに。
それを踏まえた上で、Thinkpad トラックポイントキーボードは除外することにしました。
というのも、MOD要素が特に無く、面白さがない点、あとは別に今すぐ買わなくてもいつでも買えるし、セールで安くなるのを待って買えばいいか……と思ってしまったためです。
どうせX1 Carbonのキーボードと打鍵感や使用感は変わらないでしょうし、そういった意味だとSK-8855のほうが良いのでは……という恐怖感もあり、まず外すことにしました。(出張が多くなったら購入を検討します)

ということで、HHKB StudioとTex Shuraの一騎打ちとなったわけですが――すぐにTexを選ぶことを決めました。

まず、選ばなかった方のHHKB Studioから。
――HHKB Studioの良い点はなんと言っても質感でしょう。やはり高級なだけあってこだわりはすごいです。また、ジェスチャーパッドという謎機能を搭載しており、機能が豊富な点も人によっては評価点になりうるのではないかと思います。
また、日本語配列もリリースされており、HHKB独自の英語配列に慣れない方でも買いやすくなっていることは評価できるでしょう。

ただ、日本語配列の場合は最下段周りのキーの密集具合がすごく、正直いらないキーが多く感じました。とはいえ、英語配列を使うにはキーが省略されすぎていて、普段からターミナルやコンソールを使う分際としては少し気が引けるのもありなかなか購入に踏み切れなかったです。
また、最下段にある矢印キーが日本語配列のみに設定されており、密集具合に拍車をかけているような状態です。
総括すると、あくまでも「HHKBの既存ユーザに向けたキーボードである」という雰囲気で、新しく買うには敷居が高く感じてしまいました。

ということで、Tex Shuraを選定しました。このキーボードの良い点は、なんといっても配列でしょう。
今回はビルドログということもあり、一般的なTex Shuraとして売っているものではなく、DIYモデルを選定しました。こちらは、最下段の密集具合が調整できる他、分割スペースにも対応している(!!!)という贅沢仕様。矢印キーはThinkpadをリスペクトしている関係で、独立しているだけではなく最下段より一段低い位置に設定されているため、普段からThinkpadのキーボードに慣れている人に適していると感じました。
また、DIYモデルに関しては、一般的なキーボードキットに近く、色々イジることができる部分が多そうなため、その点もかなり評価しました。イジれるのは大事。
筐体がプラスティックのため、高級感や質感といった部分はまず勝てないのですが、総合的に見てTex Shuraのほうが今回は良さそう、ということで選びました。(トップパネルだけであればアルミ製のリプレイスパーツもリリースされていますが、あまりにも高いのでパス)


購入方法

日本ではセンチュリーダイレクトが代理店となっており、同社のECサイトから購入することが可能です。また、今回購入したDIYタイプ以外にも、軸・配列が固定のモデルも販売されています。

センチュリーダイレクト Tex Shuraシリーズ
https://www.century-direct.net/collections/tex-shura

また、為替の関係でかなり差異がありますが、Tex公式サイトからも購入可能です。

Shura DIY – Tex Electronicts
https://tex.com.tw/products/shura-diy-type

Shura – Tex Electronicts
https://tex.com.tw/products/shura

現状で無刻印が欲しい場合はTexからの購入のみとなるかと思います。他、色々な海外のキーボード販売サイトから販売されていますが、サポート等々を考えると公式か代理店から買うのがベターかな、と思います。(止めはしません)
為替レートがバグり散らかしていたのか、かなり安価に購入できたため、今回はセンチュリーダイレクトより購入しました。


追加で購入したもの

今回DIYキットを組むにあたって、一つの目標を立てました。それは「考えられる限り静音を目指す」ことです。
そのため、必要なパーツや不必要なパーツを追加で購入しました。一つ一つ紹介します。

キースイッチ

TTC Frozen Switch V2
https://www.aliexpress.com/item/1005006137540390.html

60キー以上必要なため、70pcsを購入。ミオニ鯖というデバイス狂が集まった終わりのサーバーがあるのですが、そちらでオススメされた静音スイッチを今回は購入してみました。
言い忘れていましたが、本キットはホットスワップのため、Cherry互換の3or5pinであれば色々と試すことが可能です。

本来であれば、キースイッチのみ用意することでビルド可能なShura DIYですが、今回は静音にこだわるため色々購入しました。以下は不要です。

スタビライザー

WS Stabs V3.1
https://shop.yushakobo.jp/products/8176

DUROCK Plate Mount Stabilizer V3
https://talpkeyboard.net/items/65d5756a874c890034721609

スタビライザーについては、特殊配列を再現する場合においても特に追加で購入する必要はなく、最初から付属しています。
ただし、この部品はかなり音に寄与する部分が多いため、追加購入することにしました。

今回のビルドでは分割スペースのレイアウトを選択したため、PCBマウントスタビライザーの2uが5つ、プレートマウントスタビライザーの2uが一つ必要です。
日本語エンター/英語エンターのどちらにおいてもプレートマウントスタビライザーが必要なことに気づかず、キットが届いてから用意する羽目になりました。(一敗)

Wootingを組んだ際にはDurockのPCB Mount Stabilizer V2を使用しましたが、同じぐらいからWuque StudioのWS Stabsの話題をちらほら見かけ、ずっと気になっていたので今回購入しました。というか、AliでV3を買ったときに2uが足りていないことに気づかず、キットを見て気づいています……(二敗)
公式から買うと送料がアホらしいぐらいかかるため、こちらは遊舎工房様から調達。
しかし、遊舎工房ではなぜかプレートマウントスタビライザーが販売されておらず、泣く泣くTALP Keyboard様でプレートマウントスタビライザーを購入することに。
値段自体はAliのDurock公式とあまり変わらないため、色にこだわらない限りはTALP Keyboardsで買うほうが楽だと思います。

静音フォーム

Durock Switch Pads 0.5mm
https://www.aliexpress.com/item/1005004681897483.html

なんか色々入ったやつ
https://www.aliexpress.com/item/1005005302985479.html

本当はKBDFansで売っているようなポロンのやつで統一したほうが良いのだろうが、前回組んだ際にDurockのポロンっぽいシートを貼って痛い目に遭ったので、今回は薄めのバンドエイドみたいな気休めを貼ることに。
WS Stabsにも特にシート類が付属していなかったのもあり、あまり厚めのものを貼るとうまくいかない場合があるかも。

実は他にポロンのシートを購入し、底に敷くことを考えていたが、いざ切り出したら厚すぎたため外した。後でWootingにぶち込んでおきます。

まだ届いてないけど買ったもの

BLE 5.0 Upgrade Kits
https://tex.com.tw/products/ble-5-0-upgrade-kits

技適がなんぼのもんじゃい! 
……すでに違反してるのでノーダメです。中華ゲーミングマウス愛好家を舐めるなよ。
良い子の皆さんは真似しないように。

『なんかトータルでHHKBぐらいになってね?』みたいなツッコミは受け付けておりません。
好きなようにキーボードを作ることができればそれで良いのです。


組み立て

ブログに書くと決めていたのに、全然写真を撮っていないのは何事なんでしょうか。ビルドが汚いから、という言い訳をさせてください。(本当に汚い)

実際に届いたときは、ケースの上面と下面がネジ止めされていない状態で届き、ビルドしてから閉じてね、という感じでした。ただ、後ほど書きますがネジのサイズがぶっ壊れているせいでどう考えても何回も開け閉めを考えていない感じがします。

手順としては以下

  1. PCBから不要なものの取り外し(そのまま組む場合は不要)
  2. 静音化(そのまま組む場合は不要)
  3. スタビライザーの取付(そのまま組む場合は不要)
  4. プレート・スイッチの取付
  5. ケースへの組み込み

Step1:不要なものの取り外し

今回はJISエンター+分割スペース構造を実現するため、縦長エンター用の付属プレートへの交換とスペース側のスタビライザーの取り外しが必須となる。また、今回はスタビライザーも含めて交換するため、本来取り外さなくとも良いスタビライザーも全て取り外す。
……の前に、トラックポイントユニットを取り外す。
というのも、ユニットがプレートに直付けされているため、こちらを外さなければプレートとPCBを分離することができない。ただ、私は馬鹿なので後ろのフレキから取り外したが、一切その必要はなかった。めちゃくちゃフレキを曲げた感覚があったため、別途Texへオーダーしたものの、実はユニットが取り付けられている三本のネジを外すだけで作業自体は完了するみたいだった。プレートとPCBを取り外すことが可能であった。

ということで、実際の作業手順は以下。

  1. 横長エンターがついているプレートを取り外す(背面3本のネジで留まっています)
  2. トラックポイントユニットを取り外す(背面3本のネジで留まっています)
  3. PCBとプレートを取り外す(何本か忘れたけど残りのネジで留まっています)
  4. スタビライザーを取り外す(不要)

これでプレートとPCBが分離できたので、次の作業へと移ります。

Step2:静音化

今回は、スイッチボトムに貼るシールとスタビの下に貼るシール、スタビの金属棒とプラ部品の間に貼るシール、プレートとPCBの間に貼るシールを購入したため、全てを貼り付けます。特に書くことはないのですが、コレが一番時間のかかった作業のような気がします。

また、何も書いてませんが、全てのスタビはKrytox GPL205にてルブしてあります。静音化には必須工程です。

Step3:スタビライザーの取付

静音化の作業が終わったら、スタビライザーを取り付けます。干渉等が無いか慎重に確認して作業してください。
あと、ネジ止めする際は一応ワッシャーを使用しています。どのスタビにも基本的に付属しているとは思うので、今回はそれを使用しました。

Step4:プレート・スイッチの取付

スタビライザーの調整が終わったら、プレートを取り付けます。外したのと逆の手順で取り付けましょう。また、この際に縦長エンター用のプレートへと交換します。
プレートがついたら、スイッチを取り付けていきます。今回はルブが面倒だったため、ルブは行っていませんが、やはりスプリングが擦れる音が若干気になるので、そのうちルブしようかな、と思っています。(やるとは言っていない)

また、中央3つのスイッチに関しては、先に取り付けてから出ないとトラックポイントユニットが取付できないため、先に取り付けてユニットを取り付けてしまうほうが良い気がします。(ぶらぶらしているのが怖いため)

Step5:ケースへの組み込み

スイッチの取り付けが終わったらケースへと組み込んでいきましょう……の前に、私は全キーがしっかりと反応するか確かめます。適当なソフトかサイトでキーが正しく認識されているか確認しましょう。ついでに、トラックポイントユニットを優しく触ってカーソルが反応するかも確かめました。

動作を確認後、プレートを下面ケースへネジ止め……と思ったら、ネジが硬すぎてちゃんと締まりません。明らかにオーバーサイズのネジだと思うのですがなんなんですかね、これ。というかキット内に入っている謎の細いネジは何に使うのでしょうか。本数的に、黒の大きめのネジでキーボード本体とケース、ケースの上下はネジ止めするのではないかと思うのですが……本当に謎。多分トラックポイントユニット用の予備だとは思うのですが、それにしては多すぎる気もしています。謎なので知っている方がいたら教えて下さい。

ということで完成です!


さいごに

この「さいごに」を書くのを面倒くさがっていたせいで、キーボードを作ってから半年近くこの記事を塩漬けにしていたみたいです。

結論から言うと、分割スペースはスペースとして割り当てるのであれば特に理由もなく使いづらかったため戻しました。特殊な配列は私には早すぎたようです。
とはいえ、Shuraは未だに会社用としてクソ重いのに携帯しており、基本的に会社のデスクで利用しています。キーボードが好きな人が周りにいるのでこちらのブログがバレなければ良いのですが……

満足度はかなり高いですが、キートップがツルツルになってきたのでどうにかならんかな、といった感じです。まあABSらしいので摩耗耐性はそこまで、といった感じですかね。Japanese Traditional Companyなので母音のキーがどうしても削れました。

ということで、何かあればTwitter(@bit0715_rufure)へリプするか、問い合わせ先のメールへお願いします。DMも開放していますが、大量のスパム爆撃を受けている影響で反応が遅れます。申し訳ない……

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Leave a Reply

*

CAPTCHA